張碓駅 (函館本線)
◆崖の上のポニョならぬ崖の下の張碓駅
銭函駅を出て次の駅は朝里駅なのだが、2006年3月で廃止になった張碓駅がこの間にあった。昨年も訪れていたので今年も再訪問することに予定していたのだ。まだ駅舎が残っているかどうか確認してみたいというのが本音だった。
片側2車線の国道は凄く交通量が多く、張碓駅への進入路付近もガンガン車が通る。そんなところに張碓駅への近道があるのだ。
ビデオでも入り口を映しておいたが、この進入路には片開きの鋼鉄製の扉がある。今日はラッキーなようで鋼鉄製の扉が開いていたので行ける所まで車で進んでみることにした。もしこの扉が閉ざされていたなら、ここから先は急な坂道をひたすら下り、海岸まで降りていくことになるのだ。急坂を下ると張碓トンネルの入り口が見えてくる。このトンネルの反対側出口付近に張碓駅は存在するのである。このトンネルを過ぎ、少し進むと直角に切り立つ崖が見える。そしてその下には鉄骨でできた落石防護ネットの張られている防護トンネルがある。張碓駅に行くにはこの危険なところを通過しないと辿り着けないのだ。ネットの上には、かなり大きな岩が見える。あんなでかい岩が直撃すれば一溜まりもない。少し、恐怖が襲うが行くしかない。運を天に任せ、突き切って進んだ。何事もなく通過できホッとしたところにオンボロのプレハブ小屋が見えてきた。そしてそこには、また鋼鉄製の扉があり、そこから先は車は進入できないようであった。が、この扉を開けることが可能ならば、まだこの先、車は進入できるようであった。(つづく)
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