張碓駅2 (函館本線)

◆駅舎もホームも消滅していた張碓駅

昨日のつづきだが、オンボロプレハブを通り過ぎ、かなり歩くと岬の先端にでる。そこから遥か彼方に張碓トンネルの出口のコンクリートの擁壁が見えている。そしてそのすぐ先に張碓駅があるのだが、ここからは遠すぎてはっきりと見えないのだ。岩のごろごろしたところに、1台の工事業者のバンが置いてあった。おそらく業者が駅に何か工事に来ているのだろう。だから、入り口の扉は開いていたのだろうと思った。

ここから先しばらくは、大きな岩があるので普通の車では進むのは無理だが、大きなタイヤの4輪駆動車なら何とか進めそうなところだ。そしてそこを抜けるとまた、普通の道となり、大きなショベルカーが草に埋もれていた。もう張碓駅は目の前だ。張碓トンネルの出口付近のコンクリートの擁壁には窓のような開口があり、トンネル内から列車の接近を知らせる不気味なブザー音が鳴り響いている。トンネルの先端から張碓駅を見るとなんだか様子が変だ。昨年はあった駅舎やホームが撤去されているようで、消滅しているのだ。小さな建物があるがこれは鉄道の設備の建物である。そして少し戻って海岸に下りて、駅正面の鉄製の梯子のところまで100mほど歩く。梯子のそばには、開口があり、張碓滝から流れ出た水が線路の下を通って海に注いでいるのである。きれいな水のようであった。梯子を上って駅を見ると、やはり工事業者が来ている。工事業者は筆者を見つけると「早くケェエンな」と一言いった。

筆者は少し写真を撮らせて欲しいと頼んだ。ところがここで大問題が発生した。ビデオカメラのバッテリーが消耗し、映せなくなってしまったのだ。予備のバッテリーは車に置いてきて万事休すだった。ということで、今回の張碓駅へのチャレンジは終了することになる。結局、張碓駅はもう無くなっていた。むなしく流れ落ちる張碓滝を見上げながら、帰路に着くのであった。

 

 

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