伊納駅 (函館本線)
◆ダブル貨車駅の伊納駅
納内駅を出て、次の伊納駅に向かう。しかし、この間には函館本線の路線変更に伴い廃止となった神居古潭駅があった。旅にでる前の下調べの段階で、見落としてしまっていたので残念ながら未訪問となってしまった。旅の途中ではそのことについて気づいてていなかったので、ひたすら伊納駅を目指して車を走らせたのだった。あとで調べた事だが1932年に神居古潭駅付近で落石があり、その落石と衝突した蒸気機関車が石狩川に転落したらしい。その事故で機関士2名が亡くなり、今も川底に機関車の残骸があると、Wikipediaには記されている。
神居古潭の渓谷を過ぎ、国道から少し脇道に入り、石狩川に架かる橋を渡る。民家がほとんどない、そんな辺鄙なところに伊納駅はあった。驚くことに、複線電化路線の函館本線にまさかの貨車駅が存在した。それもダブルの貨車駅のようだ。今まで訪問してきた貨車駅は、すべてシングルだったが、ここ伊納駅はダブル仕様とはおそれいった。まっ、それだけ利用者が在る証拠なのだろう。旭川駅まであと2駅となる伊納駅だが、辺りには民家は少なく、ひっそりと静まり返っている。跨線橋に登り、辺りを見渡しても見えるのは山ばかりである。秘境駅とまでは行かないが、都会に近い秘境ムードのある駅のように思うのであった。
スポンサードリンク
Copyright (C) 2007 北海道の駅へ遊びに行こう! All rights reserved.