森駅 (函館本線)

◆いかめしが旨そうだった森駅

漁師の小屋が駅前の桂川駅を出て、次の森駅に向かった。中核都市となる森駅は賑わいのある駅だった。タクシーが所狭しと客待ちをしていて、利用客も多そうである。森駅といえば全国的に有名な駅弁の「いかめし」が有名である。一度だけだが、ずいぶん前に北海道物産展で買って食べたことがあるのでなんとなく味を思い出した。確かに旨かったのを記憶している。森駅の玄関にもいかめしの幟が立っていて食欲を誘うのであったが、先ほど弁当を食べたばかりだったのでまた次の機会にしようと諦めたのであった。

さて森駅だが、駒ケ岳の北東にある駅でこの駅から大沼駅までの区間、路線が二つの方向に分かれて行く。急勾配の直線区間の本線と急勾配の無い海側を遠回りする砂原支線とに分岐するのであった。最近の高出力の気動車は急勾配をものともせず、駆け抜けるパワーがあるのだが、長大編成の貨物や寝台特急などの牽引列車は急勾配を登る進路の場合、海側の砂原支線を通るのである。運行体系から全国的に見てもちょっと変わった路線なのであった。

旨そうないかめしを恨めしそうにみながら、さぁここからは海側の砂原支線に進んで行こう。

 

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