北海道No.1の巨大駅の札幌駅

◆北海道No.1の巨大駅の札幌駅

八軒駅を後にいよいよ北海道で一番でかい札幌駅に向かった。さすがにこの駅には無料駐車場は無く、駅周辺もたいへん混雑している。ローカルな北海道が好きな筆者は、どうもこのようなコンクリートジャングルは好きになれないのだが、この札幌駅に行かなければ、北海道に来た意味が無いと最初から考えていたのである。無料の駐車場がなかなか見つからないので、やむなく線路高架下のJRの有料駐車場に車を止めることにした。北海道に来て、320駅以上訪問してきたが有料集射場に車を止めたのは札幌駅が最初だった。おそらく、最後ともなるであろう。駅まで少し離れていたので、10分ほどかかってやっと駅前までやってきた。巨大な駅ビル見上げると圧倒されそうだ。このビルはJR北海道の象徴であり、証なのであろう。

早速入場券を買ってホームに出ることにした。入場券を買ったのは、旭川駅以来2駅目である。ホームには頻繁に列車が出入りしてとても賑やかなのだが、首都圏の駅とかなり違うところがある。それは、気動車の多さである。だから、ホームに居るとディーゼルエンジンの轟音と排ガスの匂いがかなりきついように感じた。特に各種特急列車のほとんどが高出力なディーゼルエンジンを搭載した気動車のため、そのエンジン音の爆音は半端ではない。キハ281系スーパー北斗の爆音もまた凄いのであった。

しばらく列車たちを観察しているとお目当ての「北斗星」DD15重連が入線してきた。青いボディに身を包んだ北斗星などの寝台車専用のディーゼル機関車だ。ここ札幌を始発に東京の上野駅を目指す長い旅路の始まりなのだ。やがて定刻に北斗星は上野駅を目指し札幌駅を離れていった。筆者もこれで札幌駅の取材を終えることに下のであった。