蕨岱駅 (函館本線)
◆五十音順で最後となる蕨岱駅
黒松内駅を南に道道を行く。かなり山間の中を長万部方面に南下するとやがて国道5号線と合流する。その近くに蕨岱駅はあった。秘境駅としても知られる蕨岱駅は静かな山間にある貨車駅だった。駅の正面には赤い鳥居が見えている。おそらくお稲荷さんが奉られている神社があるようだ。しかし、この辺りは、民家がほとんど無い空白地帯のようで、国道の喧騒だけが深い山の中に轟いているようであった。
蕨岱駅はJRの駅を五十音順に並べると一番最後となる駅であることは、鉄道マニアならご存知のことだろう。そして駅周辺には民家がほとんど無い秘境駅としてもだ。待合室は貨車を改造したものが置かれていて、北海道のローカル駅の名物的存在である。中は何処の貨車駅も大差は無く、ほぼ同じ形状である。昨年も立ち寄った蕨岱駅に約1年ぶりに再訪問した筆者なのだが、何も変わらない同じ風景にしばし、安らぎを覚えるのであった。時刻表を見るとあと10分ほどで1番列車が蕨岱駅にやってくるようなので待つことにしたのだが、やはり誰も乗降客は居なかった。それでも列車はこの駅に停車するのであった。
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